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日経平均は31円高、ファストリテの上昇を支えに高値更新5日の日経平均株価は前日比31円16銭高の1万1683円45円と4日続伸し、終値としては2月25日のリーマンショック後の高値を上回った。一方、TOPIXは朝方に1000ポイント台を試したが、後場からマイナス圏へ沈んだ。

　日銀副総裁候補の岩田氏と中曽氏の所信聴取で出尽くし感が台頭。不動産株や倉庫株が利益確定売りに押されたほか、為替市場では円がやや強含んだ。ただ、日経平均は指数寄与度の高いファーストリテイリング <9983> の上昇を支えにプラス圏を維持した。

　個別では、2月の国内ユニクロ事業で増収を確保したファストリテのほか、トーヨーカネツ <6369> などシェールガス関連株の一角が買われた。国際石油開発帝石 <1605>,r4 3ds 1／2; など資源開発株も堅調。井関農機 <,社長だった２００２年、副社長の妻幸子さんとともに退任し、会長に就いた;6310> など農業関連株も引き締まった。

　半面、SMBC日興証が投資判断を引き下げた王子ホールディングス <3861> が急落。大株主が保有株を売却したディー・エヌ・エー <2432> も売られた。野村不動産ホールディングス <3231> や住友倉庫 <9303> なども安い。（編集担当：宮川子平）【関連記事】 NTTドコモ、三菱UFJモルガンは「来期営業減益」の見方継続 不動産株、倉庫株が売られる、TOPIXはマイナス圏 「PM2．5関連」で防塵マスク2社が株価急騰 ゴールドマン証がJR東の目標株価を引き上げ スタートトゥデイ急反発、2月の販売増を好感