北海道以外の各電力も原発停止で需給に余裕はなく、突発的な故障が重なれば需給逼迫

北海道、７％節電目標は未達　大雪で暖房・融雪用需要増政府が北海道電力管内について要請した数値目標付き節電期間は８日、午後９時で終了。大規模な発電所トラブルが起きなかったため、結果的に電力不足は回避できたが、大雪などの影響で１２年１２月～１３年２月の最大電力需要の平均は２０１０年度比４．７％減にとどまり、求められた７％以上には届かなかった。

　数値目標が未達だったのは１２～２月の平均気温が１０年度より２．３度低く、暖房や融雪用の電力需要が増えたことが要因,　元次長は2009年４月、両社の合併が公表される前にＮＥＣエレ株５千株を購入したなどとして起訴された。「空調を切ってほしいとは言えず、冬の節電には限界がある」（北海道電幹部）のが実情だ。

　同社の石井孝久副社長は札幌市の本店で会見し、「火力発電所を酷使して綱渡りの状態で乗り越えられた。一日も早い原発再稼働が必要だ」と話した。

　期間中は、泊原発３号機の停止で火力発電所に負荷がかかり、トラブルの件数が前年同期比６割増の２５件に達した。

　北海道以外の各電力も原発停止で需給に余裕はなく、突発的な故障が重なれば需給逼迫（ひっぱく）が起きかねない。２９日まで全国で数値目標のない節電期間が続く。【関連記事】 日本の将来背負う「イクシス」着々　史上最大規模の協調融資まとまる 「中国シェール革命」は幻　世界最大量埋蔵で野心的な目標設定も… 電炉メーカー存亡危機　電力値上げ、輸入鋼材増加で収益悪化 京セラが発電事業に参入　太陽電池だけのビジネス脱却…その狙いは,----------？ 中国、南シナ海権益で我が物顔　カナダ石油大手買収で「海洋強国」に